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パリから
ヒッチを始めた。
フランスは田舎へ行くとおそろしく道路が整備されていない。
だいたいが片道1車線で、そこをびゅんびゅんと車が走っている。
中央線のない道でも時速100kmぐらいで突っ込んでくる。
ヒッチで助手席に乗っていると命がいくつあっても足らない感じだ。
パリから車を乗り継いで夕方に
トゥールに到着。
バケットと
サラミで無事夕食を済ませる。
疲れたので、もう寝るべえと公園のベンチの上で寝袋にもぐりこんだ。
しばらくウトウトしていたらなにか頬に触れる感覚。
眠い目をこすって目を開けると、
歯の抜けたハンチング帽を被ったおっさんの顔が!!
ワタシの頬を撫でているではないか!
ギョエ〜! きもち悪っ!
英語であっち行けっていっても通じないみたいだが、
しばらくして立ち去ったので、
寝場所を移動する。
公園の片隅にある工事現場みたいなところに、
新しい寝場所を確保。
しばらくまたウトウトと寝ていると、
再度なま暖かい感触を頬に感じる。
目を開けると又、くだんのハンチングのおっさんが!
今度はワタシの頬に
キスしてるではないか!!
どなりまくって、
やっとのこと追っ払う。
その夜は、よく寝れなかったのは言うまでもない。
そのころは、ロンゲでヒゲもなかったので、
よく女の子に間違われた流葉であった。
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