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モルディブの離れ小島での生活は、
きわめて単調なものだった。
やることがないので
干潮のときは歩いて渡ることのできる沖に浮かぶ無人島に、
毎日出かけた。
そして、日がな一日浜でごろんとしたり、
海に潜ったりして過ごした。
環礁に囲まれた内海の中に潜ると、
そこは別世界だった。
サンゴが群生していて、
小さな赤や青の小魚が顔を突きに来る。
竜宮城の中にいるようで、
その美しさのとりこになり、
時が過ぎるのを忘れた。
水中銃で魚を射止めると、
血の匂いを嗅ぎつけてどこからともなくサメがやってきたときには、
さすがに驚いてすぐ船にあがった。
捕った魚を焼いて食べてみたが、
あまり美味しくなかった。
黄色と黒のストライプや青色の魚では、
食欲もわかない。
ある日、夕方に無人島から帰るとき、
私は船を帰して泳いで帰ることにした。
しかし、潮が満ちてきているうえに潮流の流れが強くなっていて、
なかなか進まない。
ときどき疲れた身体をサンゴの上で休ませてもらって、
体力を消耗しきって這う這うの体で帰宅した。
海をなめたらアカンぜよ!
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